最近、ある人に猛烈にすすめられて、読んでるうちに
すっかりはまってしまった漫画があります。
「岳」というタイトルのこの漫画
ビッグコミックオリジナルで連載しています。
ボランティアで山岳救助をしている
元クライマーの「三歩」を主人公に
彼に救助される
山で遭難した人たちの様々なドラマが展開して行きます。
もうね、簡単に人が死んでしまうんですよ。この漫画。
すこし人とはぐれただけ、すこし装備品を外しただけ、など
ちょっとした判断ミスがすぐに死に直結し、
取り返しのつかない事になります。
ある意味、悲惨なシーンの連続なのですが
不思議な事にページをすすめていくうちに
どういうわけなのかわからないんですけど、
山に行きたいという気持ちが強くなってきます。
人のコントロールを超えた
本当の自然の厳しさと、その美しさを一度目の当たりにしたくなるんです。
この漫画はたしかに山岳救助の漫画なんですが
人間が住む世界での救助とはちがい、
山においては、本来の自然と人間の力関係を
嫌というほど感じます。
一度遭難すれば、あとはもう山次第なのです。
三歩は山で人が死ぬたびにこういいます
「また山においでよーー!」
自らの命を奪う山への畏敬の念、愛情にも似たもの。
こういった不思議な魅力を感じてしまうのは
我々日本人が、
ヤマにカミを感じる原始的な感覚なのかも知れません。。