なんとなくフラッと立ち寄った森美術館で、
この可愛らしくも、ショッキングなビジュアルに惹かれて
行ってきました。医学と芸術展。
展覧会の構成は以下の通り。
第一部 身体の発見 
第二部 病と死との戦い
第三部 永遠の生と愛に向かって
医療器具、日本画、現代美術まで約180点を展示。
イギリスに本拠地を持つ医学研究支援等を目的とする公益信託団体 
ウエルカム財団所蔵の作品をベースに、
日本初公開というレオナルド・ダ・ヴィンチの解剖スケッチやら、
円山応挙の骸骨図までありとあらゆる人体つながりの作品のオンパレード
松井冬子センセの絵まであります。
そんな美術フリーク好きするような展示の側面もありながら、
これは、死が隔離された社会で生きざるを得ない
日本人にぜひ見て欲しい内容です。
「死」を最初からなかったことのように、
遠くに追いやったりせず
あえて生老病死をアートにして克服しようとする人間の営みというか、
暗闇にカンテラの光を当てる恐ろしさみたいなものを
そこに感じることができると思います。
なかでも圧巻だったのは
死期が迫った人の生前の写真と死の直後の写真を
二枚並べただけのポートレイト集。
片方には精神が宿ってて片方はたんなる肉のかたまりな訳で、、
二つの対比で死の本質から目を背けられない仕掛けになっています。
会場に行ったらチェックしてみてね。
古代ローマの言葉でメメント・モリ「死を忘れるな」
というのがありますが、死を意識するということはすべからく
いま生きているという忘れがちな、しかし圧倒的な事実を
あらためて認識できることでもありますね。
年末の街の賑わいとお祭りムードを一歩抜け出して
生と死について考えてみるのも一興かもしれません。

医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を探る

http://www.mori.art.museum/contents/medicine/

2009年11月28日(土)~2010年2月28日(日)

会場: 森美術館 〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1 

六本木ヒルズ森タワー 53階

主催: 森美術館、ウエルカム財団、読売新聞東京本社

後援: 厚生労働省、文化庁、独立行政法人理化学研究所、社団法人日本外科学会、

社団法人日本内科学会、日本医師会、ブリティッシュ・カウンシル

協賛: DIAMアセットマネジメント株式会社、トヨタ自動車株式会社、

プルデンシャル生命保険株式会社、ジブラルタ生命保険株式会社、

プルデンシャル ファイナンシャル ジャパン生命保険株式会社、

大塚ホールディングス株式会社、オリンパス株式会社、

ジョンソン・エンド・ジョンソン ジャパン・グループ、中外製薬株式会社、

学校法人帝京大学、テルモ株式会社

助成: アメリカ合衆国大使館、オーストリア・カウンシル、社団法人東京倶楽部

協力: 日本航空、シャンパーニュ ニコラ・フィアット、ボンベイ・サファイア

企画協力: サイエンスミュージアム、財団法人国際文化交流推進協会

開館時間

10:00-22:00(火曜のみ17:00まで。但し、12/22(火)、

12/29(火)は22:00まで)

※入館は閉館時間の30分前まで