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先日打ち合わせの合間に行ってきました。
小さい頃に天井桟敷の舞台のTV映像を観てトラウマになった記憶がかすかにあります。
薄暗い空間で赤や青の化粧をした白塗りの演者たちが奇怪な動きをして動き回る。
鮮烈な恐怖はフェティシズムと結びつきやすいもので
寺山修司の作り出す美の世界が自分の中ではあこがれのシーンの一つになっています。
とくに好きな一枚と、彼の書いた挨拶。
いい写真もとれて、挨拶文もシャレてて、ずるいなー。
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「幻想写真館からの御挨拶」
私は噂の写真屋、謎の影さらいです。
毎日が退屈していらっしゃる方、生活の単調さにイライラしていらっしゃる方、思うようにならぬ現実に腹を立てたり、間違った半生をふりかえって、「べつの生き方」をしたかったと悔やんでおられる方、変装狂、衣装倒錯症、性倒錯症、ナルシスト、の皆々さん方。
そうした悩みを解決するために「幻想写真館」を開業いたしました。私はスナップなどは撮りません。素顔も一切、扱いません。仮面、衣装、変身、幻想といったものしか興味がないので、撮影にあたりましても、摩訶不思議のレコードをかけ、一夜のパーティーとして、シャッターを切らしていただきます。つまり、写真機を口実のパーティーを開宴し、「撮る」楽しみと「撮られる」快楽とを等分したいという訳でございます。

天才と謳われ、半世紀に満たない人生をいくつもの顔を見せながら駿馬のごとく駆け抜けた、マルチアーティスト・寺山修司。歌人、俳人、詩人、劇作家、演出家、映画監督、作詞家、競馬評論家・・・。「本業は?」の問いに、彼は決まって「職業、寺山修司」と答えたといいます。
言葉の錬金術師の異名をとり膨大な文芸作品を残す一方、実験精神に溢れた映画や演劇など、ビジュアル面でも特異な才能を発揮し続けた寺山。彼がその表現の担い手ともいうべき異能の俳優らとともに海外で撮りためた写真にスポットをあて、多数の未公開作品を中心に、写真にまつわる自筆原稿や愛用カメラなどの貴重な資料とともに、摩訶不思議な寺山写真世界を展観します。

あんまフツーの写真展とかよくわかんないので行かない
という人にもおすすめ。お化け屋敷に行くような気持ちでどうぞ。
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「写真屋・寺山修司/摩訶不思議なファインダー」 展
第 I 期: 「眼球譚」「悪魔の囁き/「実在しない怪奇映画のスチール写真」の撮り方」
2008年11月19日(水)-12月27日(土)
第 II 期: 「千夜一夜アラビアンナイト」「ヨーロッパ版〈犬神家の人々〉」「摩訶不思議な客人」
2009年1月9日(金)-2月28日(土)
OPEN
11:00 – 19:00 (最終日11:00 – 17:00 入場はいずれも閉廊30分前まで)
休廊
月曜日、火曜日(祝日の場合は翌日)
※11/24(月)、12/23(火)、1/12(月)は開廊。振替として11/26(水)、12/24(水)、1/14(水)は休廊します。
入場料 無料