昨日はGoogle本社で最新の脳科学を元に開発され、
社内の人材育成で最も支持されている能力開発プログラムである
“Search Inside Yourself(SIY)”の日本で初めてのイベント。
記録スタッフとして参加してきました。
その最新メソッドの正体とはマインドフルネスと呼ばれているもので
これって日本人に馴染みのある坐禅や瞑想を元にしたプログラムなのです。
その効果に、今やGoogleのみならずFacebookやlinkedinなどシリコンバレーの名だたる企業がリーダー育成に正式採用しています。
もともと瞑想をしている人の間では注意力や創造性の向上、
ストレスに対する耐性の強化などはふつうに知られていたことなのですが、
最近科学的にこれらの効果が実証されてきたことにより、
いち早く取り入れたGoogleなどで評価されて、今回それが日本に逆輸入されてきたという形です。
イベント中も、「何故坐禅をGoogleが採用したのか、合理的な理由はあるのか」と不思議がる人がいらっしゃいました。
しかし、効果がでないものは生き残れないのがアメリカですよね。
改めて考えてみると、一般の日本人、日本のお坊さんたちさえも、
禅(瞑想)は疑問を持たず、ただひたすら修行する、(只管打坐)非合理的なものだと考えている人が多い気がします。
だから、なんでGoogleみたいな合理主義の権化のような企業が坐禅なんだ?。っていう気持ちにさえなる。
そのあたりの仏教(禅)に対する国内外の捉え方の大きなギャップについては、
アメリカで禅を教えられていた藤田一照老師と山下良道さんの対談本、
「アップデートする仏教」で詳しく語られてます。興味がある人は読んでみると面白いです。
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こうして見てると、西洋による東洋の再発見が進んでいて、日本はそれに取り残されつつあるように思います。
禅の心についてアメリカ人に教えてもらう日が来ていますね。
※写真はプログラム開発者のマーク・レサーCEOの講義。
ジェダイになるには?というお話から、森羅万象(この場合は自分の手)を
マインドフルな心の状態でただ見つめる訓練について。最後は皆で瞑想をします。
あと、スタッフの方にhoxaiのデザインした坐禅アプリ雲堂のユーザーさんがいらして
忙しいビジネスマン向けに、一分単位で坐れるタイマーを付けて欲しいと言われました。
なるほど、そういう需要もあるんですね。笑
瞑想は量より質。
集中さえ出来れば、一分でも全然いいと思います。
僕も一分でもいいから、サボりがちな修行を再開することにします。。合掌。
坐禅に興味がわいた!って人は世界中で10万ダウンロードされているこちらのアプリをどうぞ。
本物の禅僧さんの解説にそって誰でも本式の坐禅ができます。
デザインはhoxaigraphics (笑)
坐禅アプリ 雲堂 iPhone版
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坐禅アプリ 雲堂 Android版
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