長い間続く独自の生態系をもった日本の里山の自然。
その風景を守り抜いてきた実在するおばあちゃんを題材にした映画 “たうえうた”の上映会が
渋谷アップリンクでありました。
この映画のフライヤーデザインを担当してます。
可愛らしいデザインと褒めてもらえて嬉しいかぎり。
映画館はキャパを大きくオーバーして、関係者が入れないほどでした。
よかったよかった。
クリエイターの幸せの定義として、
良いプロジェクトに関われて、好きな仕事をして、良い結果をあげることがあげられると思うんですが
今回はこの3つのバランスが良かった気がします。
そうそう、この映画のノベルティグッズは、おばあちゃんの育てたトマトでした。
こういうアイデア、(というよりおばあちゃんにとっては、お客さんに野菜をふるまうのは自然な発想なんだとおもう。)
いいですよね。
上映後のトークショウでは、情熱大陸で話題になった伝統野菜の三浦雅之さんがゲスト。
本気で農業やってる人同士の熱い会話が印象的でした。
カエルやトンボや花たちとなぜか心が通じ合う
ちょっと不思議な短編映画「たうえうた」
もう経済発展の犠牲はいらない!
縄文以来、日本人の血に脈々と流れてきた
自然と共生する「本当に幸せな生き方」。
世界に伝えたいそのヒントがここにある。
【あらすじ】
大都市中部市で江戸時代から続く野田農場。そこは大都市に残された貴重な自然や生き物の宝庫だった。その野田農場に嫁いできた幸子おばあちゃんは、虫やカエルとなぜか心が通じ合う不思議なおばあちゃん。都市開発のため土地区画整理事業で立ち退きを迫られながらも、先祖代々の田んぼで米作りを続けようと、日々生き物たちと共に笑顔で生きる幸子おばあちゃんだが、ある日突然、業者側のブルドーザーが何台も入り、田んぼが壊されてしまう。それでも、くじけずに淡々と米作りを続ける幸子おばあちゃん。その強くてらかい生き方の秘密は、幸子おばあちゃんオリジナルの「田植え歌」に込められていた。
21世紀、経済発展優先の社会が行き詰まりを見せる中、勝ち組、負け組などという醜く新しい差別が生まれる現代社会で、幸子おばあちゃんは、今日も強くやわらかく生きる。
金融資本主義が地球を滅ぼそうとする今、人類の「本当の幸せ」とは何か・・・。
実在の野田農場の当事者である野田幸子さん本人が主演し、現実に起こった出来事の衝撃ドキュメント映像を挟みながら描く、事実を元にしたセミ・フィクション短編映画。