散々iPadmini retinaと悩んだ挙句 Kindle Paperwhiteを購入してしまった。
ジョブズがいなくなって、アップル製品に魅力を感じなくなったというのももちろんあるが
読書のためのデバイスなら、この2つは比較にならないとおもう。
買ってから三週間くらいだが、今のところ自分の選択は間違っていなかったと確信している。
生活から読書が欠かせなくなってしまった。読書がこんなに楽しいものだったとは。
iPadはminiじゃなくて無印を持っているのだけど、
やはりあれが小さくなったところで本の代わりにはならない。
その理由を書いていく。
Kindleの良い所その1 : 軽くてつかいやすい
ほんとうに軽い。満員電車の中でも片手で持って本を読むことが出来る。
この軽さって、本の世界に安心して没入することができる大事な要素だと思う。
どれくらいKindleが軽いのか、周りのものと比較してみた。
漫画本は247g。
モレスキンの手帖は316g。
そんでiPhoneが150g。
そしてKindle。205gである。
iPhoneにゴツ目のケースをつけたくらいの重さだ。
丁度手に取りやすいサイズ。
背面は滑り止めのためにゴムに近い質感になっている。片手で読んでも落とさない。
Kindleの良い所その2 : バッテリーが異常に持つ。
iPadと比較してはいけない全く別次元のバッテリー駆動時間。
iPadminiが10時間、、、でKindlePaprewhiteは、、、
……8週間!!!!
そのため、いちいち電源オフをせずカバンに放置、
数週間忘れていてもまたすぐに取り出して読むことができる。
そう、kindleの利点を一言で表すなら、この忘れておけるってことなんだと思う。
軽いからカバンに入れっぱなしで忘れておける。
電池が持つから忘れておける。
iPadだと、毎日ケアしてあげないといけないのが辛い。
iPhoneで手一杯なのに、これ以上モノに時間を奪われたくない。
そうでなくてもデジカメ、WiMAXルーター、エネループ、、、
充電しないといけない子たちがいっぱいなんだから。。。
その点Kindleなら、カバンの奥でじっと待っていて、「お?本読むの?いいよ!」
といつでも歓迎してくれる。へそを曲げることはない。
Kindleの良い所その3 : 紙にしか見えない。
僕は目が弱い。光過敏症ってやつで、強い光で目が緊張してしまい頭が痛くなる。
そのため、なるべくLEDバックライトの画面を見たくないのだ。(仕事でいつもMac見てるけど)
本を読む時くらいはリラックスしたい。
Kindleの画面は本当に紙みたいだ。電車の中で、窓から強い光がさしても、
まるで紙に光があたったようにコントラストはそのままで読むことができる。
弱い光で十分だし、目にやさしい。
そして悪いところ 1: 画面遷移がやすっぽい。
安っぽいというか、いや本当に安いんだけど。
Kindleはそのバッテリー性能を最大限にたかめ、
読書体験に特化するために余計な機能は省いてる。
たとえばユーザーインターフェイスまわり。イージングやら跳ね返る処理
フェードイン、フェードアウトすらない。
iPadminiを使っててKindleに乗り換えるとショックで使いたくなくなるかもしれない。
僕の友人はページを捲る度に画面が暗転する現象に耐えられず買ってすぐに手放そうとしたくらいだ。
(いまでは思いとどまっているらしい)
割り切りが肝心である。これはかっこいいタブレットじゃない。電子書籍なのだ。
悪いところ 2: デザイン
すでにお気づきだと思うが背面にデカデカとロゴがついている。
本当に恥ずかしいが、悲しいことにカッコいいケースもKindleにはないので
この状態のまま使っている。
でも、これだって本のカバーが紀伊國屋かamazonかの違いくらい、、
と納得すればいいんじゃないかな。。
そもそも「読書している自分が他人の目からどう見えているか」
なんて考えている奴は人前で本読みなんてしてはいけない。
kindleを買ったら本と仲直りできた。
そんなわけで今では家でも電車でもカフェでもどこでもKindleと一緒だ。
しばらく必要な情報はインターネットから得ていたが
本を読むことの楽しさを改めて思い出すことができた。
お陰で、ネットする時間が減り、ソーシャルともいい感じに距離を取ることができるようになった。
これはとてもいい事だと思う。
いまは手当たり次第にいろんな本を買っている。
こないだはパウロ・コエーリョのあのアルケミストをまた読みたくなって購入。
電子書籍だけど、あのころのワクワクをちゃんと感じることができた。
タイに出張するとき、こいつをつれていくのが楽しみだ。