おすすめの定番書体たち

いざPCやMacを使ってデザインをしようと思っても、

書体で何を選んだらいいかわからない!という声をよく聞きます。

書体は適材適所が基本ですが、どういうシチュエーションでどんな書体を選べばいいのかというのは

結構経験と知識が必要だったりします。

 

そこで、最初から購入せずともPCやMacにインストールされているものの中で

使いやすく、由緒も正しい、おすすめの定番書体を紹介します。

 

 

Windowsでデザインする場合

windowsでは最初からインストールされているフォントでデザインの現場で通用するものは

Macと比べるとどうしても少なくなります。ですが、以下の3つは自信を持っておすすめできます。

 

Palatino

 

有名書体デザイナーヘルマン・ツァップの作品です。

16世紀イタリアの書家ジャンバッティスタ・パラティーノの名前にちなんでパラティーノと名付けられました。

この書体の特徴は、古風で優雅な雰囲気ですが、どことなくモダン。

50年近くたったいまでも定番書体として愛され、高級ブランドや化粧品の広告によく使われています。

 

 

Georgia

これも迷ったら是非使いたいフォント。視認性が高く、PCやスマホの画面でみても見えにくくなることがありません。

また、この書体で美しいのは数字。オールドスタイルといわれる独特の形状をしているので、本文と数字が混じった時に独特の美しさを発揮します。アトランタオリンピックのポスターなどで使用されました。

 

Times

1932年にイギリスのタイムズ紙が新聞用書体として開発した書体です。

新聞に使われるということは汎用性があるということ。

本文に、しかも長文を作るときにぜひ使いたい視認性の高いフォント。

 

Macでデザインする場合

故・スティーブ・ジョブズ氏が大学時代はカリグラフィー(西洋書道)を勉強していたのは有名な話ですね。

その時の書体に対するこだわりや美意識が、iPodやiPhoneを始めとするアップル製品のOSの美しさの原点になっています。

自然とappleのコンピュータであるMacにインストールされている書体は素晴らしいものばかりになっています。

デザイナーなら、なんて太っ腹なんだろうとため息を漏らすほど効果な書体が盛りだくさん。

 

これは、お金をかけて良い書体を最初からOSにバンドル(同封)させているからですね。

デザインをするならMacがよい、というのはこの書体の優劣によるところもあります。

※ちなみに先ほど紹介したwindowsバンドルの3つの書体はすべてMacに入っています。

 

Gill sans

BBCのタイトル、PEUGEOTのロゴ などで使われている書体。有名な彫刻家、ギル・サンズの作品です。

格調高く、そしてどことなく可愛らしい。

 

Copper plate

世界的な企業であるディーンアンドデルーカのロゴとしてあまりにも有名な書体。カッパープレートとは、銅板という意味です。昔、銅板に彫っていた書体の雰囲気を活字で再現したわけですね。手帳にこだわる人には、モレスキンのロゴで使われている書体、と言えばわかりやすいでしょうか。

 

Futura

フォルクスワーゲンやルイヴィトンのロゴで使われているドイツ生まれの書体です。分類としては非常にモダンなサンセリフ体で、幾何学的なフォルムが特徴。以前、Futuraはナチスで使われていたから使うときには配慮が必要という謎の都市伝説がありました。実際はそんなことありません。皆普通に使います。

 

Optima

GUCCIのロゴやゴディバのロゴでお馴染みの書体。どちらも高級感と大人の色気を感じさせますよね。

講師も大好きなフォントです。

 

Avenir

スターバックス・コーヒーや、JALのロゴで使われています。伝説の書体作家Adrian Frutiger氏の作品。

Futuraと同じく洗練されたモダンな印象。

 

Didot

これも美しい。線が細く、メリハリがありインパクトは弱いですが女性的な優しさを持っています。

ジョルジオ・アルマーニなどのブランドで使われています。

 

Myriad

いまや世界で一番使われているメールサービスのGmailやロールスロイス社のロゴに採用されている定番書体。

良くも悪くも癖がありません。

 

Helvetica

世に書体ブームを巻き起こした定番中の定番。ヘルベチカとは、”スイス”を表す言葉。Panasonicやエビアン、FENDIのロゴと言えばわかるでしょうか。一時期は迷ったらこの書体を使えばイイという風潮がありました。今は逆に定番過ぎて使わない人が増えてますね。